2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2012/11/30

明日土曜の正午、フィルムセンター常設展の月例ギャラリートークの講師を務めます。題は「映画のひかり」。映写機の光源の歴史は、案外語られてないような。映写の経験もないし科学的知識も乏しいので、専門家の方には物足りないかも知れませんがご容赦を…。

2012/11/29

近刊「アーカイブのつくりかた 構築と活用入門」に、「《ノンフィルム》―もうひとつの映画のアーカイブ」という文章を寄せています。ノンフィルム資料の意義以上に楽しさに重きをおいて執筆しましたので、よろしければご一読を。http://bensei.jp/index.php?…

2012/11/25

仕事の事情もあれこれ重なって、今日の映画はゴダール『勝手にしやがれ』DVD、西村昭五郎『競輪上人行状記』、ペキンパー『ビリー・ザ・キッド 21歳の生涯』DVDという何とも不思議な組み合わせになってしまった。フィルメックスとポーランド映画祭はなかった…

2012/11/21

20数年ぶりの『カリフォルニア・ドールズ』。ギンギラ衣裳のドールズ登場以降、もう涙止まらず。身体が画面上のアクションに同調してしまって、いちいち自分がマットに叩き付けられているような。キューバの座頭市ファンは、スクリーンに向かって「イチ、後…

2012/11/18

銀座シネパトスで『私の奴隷になりなさい』(亀井亨)。丁寧に作り込まれた上質のソフトコアポルノ。職場で斜め背中合わせの席に座っている先輩女性壇蜜と女たらし新入社員真山くん。昼休み、二人だけになった時の180度切り返しショットにどきっとしたら、そ…

2012/11/14

フランスのベルフォール映画祭で、ジャン=ピエール・モッキー監督特集だそうで。日仏学院で上映された『宝庫』とか観た映画がないでもないが、半世紀でもう50本以上撮ってきたわけで、やはりニホンでは未知の作家であり続けている。逆に言えば、これほど気…

2012/11/13

すでに『Playback』を紹介した12月号を読まれた方はお気づきのようですが、なんと8年、月刊なので96回にわたる「中央公論」の新作映画紹介の連載が終了しました。深みの欠けた言葉ばかりでしたが、お読みいただいた方に深く感謝いたします。本職は映画のアー…

2012/11/12

講義。映倫の名物審査委員阪田英一の回想を読みながら、そもそも映倫ってどういう成り立ちで始まったのか、という話をした。初期の映倫ではまだ占領軍が幅を利かしていて、市川崑『銀座三四郎』(1950)も、当時は上映禁止映画だった『姿三四郎』と題名が似…

2012/11/10

明治学院大学のシンポジウムに少しだけ参加、ハバナ大学マリオ・ピエドラ教授の発表に感動した。革命後アメリカ映画を追い出したキューバは世界各国の映画を輸入する政策をとったが、中でも豪快な剣劇映画を擁する日本映画は大切な位置を占めるようになった…

2012/11/07

「横尾忠則 初のブックデザイン展」@ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)。本とか雑誌はポスターやカンヴァスより小さいからね…とあなどるなかれ。ご存じあのエネルギー量×膨大な物量に圧倒される。有名な三島由紀夫の裸体画(細江英公「薔薇刑 新輯版…

2012/11/06

イタリアの映画スチル写真界の巨星アンジェロ・フロントーニの作品集。「カプリ島1963」というゴダール『軽蔑』のスナップ集は、気分を高めたい時につい開いてしまう。「水着の美女たち」というイタリア女優の写真集との二分冊。

2012/11/05

新宿シネマカリテ、12月22日オープンの情報入手。新宿武蔵野館より駅に近いミニシアターだ。「DCPと35ミリフィルムの上映環境」という文言に「よし」と拳をぐっと握る。富士フイルムが保存用フィルム以外の映画フィルムの製造から手を引くと宣言した以上、以…

2012/11/02

「ポーランドポスター展」内覧会@ヨコハマ創造都市センター(馬車道)。刺激たっぷりの150枚のうち、3分の1は映画ポスター。映画ファンも必見! ただし…邦題をろくに調べていないのが、げっそり。「犬の世界」じゃなくて『世界残酷物語』。タルコフスキーの…