2012/11/05

新宿シネマカリテ、12月22日オープンの情報入手。新宿武蔵野館より駅に近いミニシアターだ。「DCPと35ミリフィルムの上映環境」という文言に「よし」と拳をぐっと握る。

富士フイルムが保存用フィルム以外の映画フィルムの製造から手を引くと宣言した以上、以後それらを本格的に製造するのはコダックのみになる。しかしコダックも、採算が合わないと判断すれば同じく製造を停止するのは明らか。その瞬間、フィルムでの映画撮影と上映は永遠に息の根を止められる。ここから2年か3年のうちにフィルムの需要量は底を迎えるはずだが、その時に「どうにか採算が合う」というコダックの判断を勝ち取らなければならない。つまりこの今も、世界全体のニーズを維持すべく、それぞれの持ち場でフィルムでの撮影や上映は可能な限り守られなければならないのだ。これからが大切だ。