2014-01-01から1年間の記事一覧

2014/12/27

2014年の映画の展覧会ベスト5を、誰に言われてもないですが勝手に発表します。フィルムセンターの企画は除外します。 1 ティム・バートンの世界(森アーツセンターギャラリー) 2 映画をめぐる美術(東京国立近代美術館) 3 松本瑠樹コレクション ユートピア…

2014/12/02

「BRUTUS」最新号映画特集は必読です。映画を紹介するのではなく「映画が好き」とはどういうことかの探求。私もブックガイドの欄で小さく出てます。

2014/11/10

今年の映画本の白眉は、これかも知れない…。自費出版の恐るべきデータブック、ビブリオグラフィーのほぼすべてに数行のコメントがついている。岡本喜八というのは、いつになっても男が惚れる男なのだな。

2014/11/06

日本では出たサミュエル・フラーの小説『脳髄震撼』、実はアメリカでは初の出版なんだそうな。この表紙めちゃくちゃいいな。

2014/11/03

千葉市美術館は東京から全然遠くない!「赤瀬川原平の芸術原論展」。はからずも追悼展となったが、読売アンデパンダン・ハイレッドセンター・千円札裁判・櫻画報・小説執筆・超芸術トマソン・ライカ同盟・老人力、と時代ごとに新しい顔で社会の前面にせり出…

2014/10/27

伊勢谷友介さんのとのソビエト映画ポスタートーク、ついに一部公開です。 【伊勢谷友介×岡田秀則】ロシア映画ポスター対談「戦艦ポチョムキン」

2014/10/22

マグナム・フォトの重鎮写真家ルネ・ブリが20日死去。81歳。1961年の来日時に撮った『椿三十郎』撮影中の黒澤明。

2014/10/21

「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展@東京都現代美術館。あまり時間をかけずに観られてしまうのがかえって寂しくもあるが、視覚的には楽しくできている。映画作りワークショップのセットが詰まった部屋、ここに入ったら子どもたちは楽しいだろうなあ。ヘ…

新垣隆さん、お帰りなさい! 新垣さんは、現代音楽界だけでなく、無声映画伴奏の世界でも大切な方です。 http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2014-10/nittei.html

大雨のなか「松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて」開会式@世田谷美術館。昨年の、あの広々とした神奈川県立美術館葉山の空間を埋め尽くしたあのポスター群、世田谷ではかなり展示点数減少では?と思っていたら、学芸員さん「全部入っちゃいました」。…

2014/10/02

学校から親への<生徒欠席の通知書>。「貴殿ラシュネー家のご子息は、本日の午後、本校に出席していません」。下の方に先生の手書きで「この生徒はトリュフォーという仲間と一緒に町をうろついていたと思われる。厳しい罰を与えてください」。10月8日からシ…

2014/10/01

ギンレイホール40周年記念企画「名画座主義で行こう」の展示@飯田橋ラムラ。あなどるなかれ、めちゃめちゃ面白いぞ。必見は、原爆投下からたった3年後、1948年の広島で製造された映写機メーカー「ニッセー」の名機。映画館写真も一枚一枚楽しい。

2014/09/30

「ブログどうした?」と友人に言われた。ネットの活動はほとんどFBに移行し、そっちは元気なのだが、結果このブログは寂しくなってしまった。それでも今日はいくつかのことを。(1) 今どきフィルム製造始めるぞ!と宣言した新生フェラニア社が製品を発表。写…

2014/09/02

「名画座かんぺ」9月号、フィルムセンター配布分の特別付録として「京橋界隈カレー店MAP」をつけていただきました。新たなカレーの町京橋、デザイナーさんや京橋リピーターの方々の協力を得て、日頃の調査がついに形になりました。総計15店。うちインド系7店…

2014/08/28

本日、ジャック・ドゥミ展開幕。ウェブマガジン「週刊てりとりぃ」(フリーペーパー「月刊てりとりぃ」の広報媒体でもあります)にドゥミ展のあらましを書きました。どうぞご一読ください。縦書きです! http://weeklyterritory.blogspot.jp

2014/08/16

世界の映画批評家・映画作家が選ぶBFIのオールタイム世界ドキュメンタリー映画の選出結果。やはり『カメラを持った男』なのか。日本作品の最高位は『ゆきゆきて、神軍』の23位。次が今村昌平『人間蒸発』。 http://www.bfi.org.uk/sight-sound-magazine/grea…

2014/08/04

オスカー・ピーターソンらによる『ローラ』。

2014/08/03

夏の午後に…。ローラ・フィジィによる『シェルブールの雨傘』。ゴージャス。

2014/07/20

ドイツの映画ポスターデザイナー、ハンス・ヒルマンが5月4日に亡くなっていたと知りました。88歳。無比の傑作『七人の侍』を。

2014/07/09

フィルムセンター相模原分館の「サラメシ」。14日放映です。

2014/07/07

スレイマン・シセ、イドリッサ・ウエドラオゴなどの監督を育て、「仏語圏アフリカ映画の母」ともいえる存在だったフランスのプロデューサー兼編集者アンドレ・ダヴァンチュールが1日死去。シセの『ひかり』をシネヴィヴァン六本木で観たことが思い出されます…

2014/07/06

これが映画都市です。

2014/07/05

シネマテーク・フランセーズへ五年ぶりに来てみて、映画資料データベースで今回舌を巻いたのは、ポスターの登録項目にシソーラス機能がついていたこと。例えば猫のいるポスターのシソーラス欄に「猫」と入力しておくと、いずれは猫のいるポスターだけが検索…

2014/07/03

2014年7月2日 シネマテークの展覧会は、いつも常設展・企画展(大)・企画展(小)の三つ。で、映画保存史を主題とする世界初の大型展覧会ではないかと思われる、企画展(大)=アンリ・ラングロワ展が今回の渡仏のもう一つのハイライト。何しろシネマテーク…

2014/07/02

2014年6月30日 5年ぶりにパリのシネマテークに来た。この組織のおかげで、ジャック・ドゥミと深作欣二のことを同時に考える!という無茶だけど面白い目に遭っている。最初の仕事は、電卓を片手にシネマテーク附属書店のフランクさんとの商談。フランクさんは…

2014/06/16

すっかり忘れていたが、ブログの方は随分休んでいたのだった。6月15日は、ジョイ・ディヴィジョン「アンノウン・プレジャーズ」初リリースから35年の日。

2014/05/30

明日は「映画をめぐる美術」のトークゲストを務めます。厳しいことを言えば、現代美術が映画の美質や思考に肉薄するなんてのは所詮幻想かも知れません。だからこそ、楽しめるところは楽しみたい、そういうスタンスで話をするつもりです。ただし大切なのは、…

2014/05/29

FBの方はまあまあ順調だが、ブログの方をつい忘れてしまう。リティ・パニュ『消えた画 クメール・ルージュの真実』。ポル・ポト政権下で抹殺された少年時代の幸せな記憶、そして飢餓と恐怖に包まれた強制労働の記憶。その映像が欠如しているなら、いっそ作っ…

2014/05/16

小津安二郎作品の画面のコマ抜きだけからできた、静かで感動的なブログ。http://ozustills.tumblr.com

2014/05/10

告知二つ。 ウカマウ集団特集「革命の映画/映画の革命」。5月13日(火)の『人民の勇気』上映後に太田昌国さんとトークをします。ウカマウの映画って、ある種「図式」だし、「盛り上がり」はないし、「美しい」ショットもないんだけど、どうして面白く観ら…