2016/03/05

やはりこれはブログ向けの記事か。久々にブログで。読まねば選べず、読んでばかりでも選べない、と諦めて、今年も、孤独に、勝手に、独断で、ひっそりと2015年映画書ベストテンを発表してしまいます。例年以上に「あれもこれも読んでないのに」感が強く、い…

2015/04/01

5月3日(日)の不忍ブックストリート一箱古本市に、展覧会「シネマブックの秘かな愉しみ」応援団の箱が参加します。場所は、特別養護老人ホーム谷中(台東区谷中2-17-20)と決まりました。ぜひご来場ください! http://sbs.yanesen.org/?p=3927

2015/03/17

私も審査委員を務めた第56回科学技術映像祭の結果が発表された。審査委員の多くは科学のスペシャリストだが(もちろん私はそうではない)、その目からも『鳥の道を越えて』は文句なしの評価を得た。あと個人的にうれしいのは、東京シネマで活躍した名キャメ…

2015/03/16

突然の活動停止から20年、サラ・レコーズが自らアーカイブ・サイトを開設しました。愛する人たちはともに涙しましょう。 http://sarahrecords.org.uk

2015/02/23

「シネマトゥデイ」の「ぐるっと!世界の映画祭」で、先月参上したジュネーブの映画祭が取り上げられました。よろしければご一読ください。http://www.cinematoday.jp/cat/world_festivals

2015/02/12

これまで少なくとも22のバージョンが作られ、5回の復元が試みられたアベル・ガンス『ナポレオン』のデジタル復元作業が、熱狂的なガンス研究家ジョルジュ・ムーリエ氏(会ったことがあるのですが迫力のある人でした)による6年の準備調査を経てついに始まる…

2015/02/08

読まねば選べず、読んでばかりでも選べない、と諦めて、そろそろ今年も、孤独に、勝手に、独断で、ひっそりと2014年映画書ベストテンを選びました。例年のことですが、網羅性はありません。また主題性と着眼点に重きを置いた選考です。1 スクリプターはスト…

2015/01/15

ジュネーヴに到着。パリを縮小して静かにして清潔にしたような街です。ブラックムービー・インディペンデント映画祭の特別企画として行われる「日本アート・シアター・ギルド映画ポスター展」は、ローヌ河の中洲にあるこの芸術会館が会場。ギャラリー、芸術…

2015/01/16

スイス・フランの暴騰で両替所の前に長い列をなす人々。歴史的瞬間かも。

2015/01/17

今日は終日雨降り。展示作業が終わり、夕方はヴェルニサージュ。夜は上映の解説が二つ。明日は展示解説と講演会。結構忙しい。

2015/01/19

昨晩、こちらでの全仕事終了。正月返上で講演会原稿を書いた甲斐がありました。さすがに疲労困憊して、DJのガンガン入る映画祭公式の終夜バーには参上せずバタンキュー。「スイスデザイン」と言われるだけあってイベントの宣伝デザインもフランスなんかより…

2015/01/21

映画祭参加者から映画アーキビストに戻って、最終日はシネマテーク・スイスを訪問。アラン・タネールほかスイス映画の革新を世界に知らしめた批評家フレディ・ビュアシュが45年間率いた(館長職は退いたが今もご存命)やや神話的な香りのするシネマテーク。…

2014/12/27

2014年の映画の展覧会ベスト5を、誰に言われてもないですが勝手に発表します。フィルムセンターの企画は除外します。 1 ティム・バートンの世界(森アーツセンターギャラリー) 2 映画をめぐる美術(東京国立近代美術館) 3 松本瑠樹コレクション ユートピア…

2014/12/02

「BRUTUS」最新号映画特集は必読です。映画を紹介するのではなく「映画が好き」とはどういうことかの探求。私もブックガイドの欄で小さく出てます。

2014/11/10

今年の映画本の白眉は、これかも知れない…。自費出版の恐るべきデータブック、ビブリオグラフィーのほぼすべてに数行のコメントがついている。岡本喜八というのは、いつになっても男が惚れる男なのだな。

2014/11/06

日本では出たサミュエル・フラーの小説『脳髄震撼』、実はアメリカでは初の出版なんだそうな。この表紙めちゃくちゃいいな。

2014/11/03

千葉市美術館は東京から全然遠くない!「赤瀬川原平の芸術原論展」。はからずも追悼展となったが、読売アンデパンダン・ハイレッドセンター・千円札裁判・櫻画報・小説執筆・超芸術トマソン・ライカ同盟・老人力、と時代ごとに新しい顔で社会の前面にせり出…

2014/10/27

伊勢谷友介さんのとのソビエト映画ポスタートーク、ついに一部公開です。 【伊勢谷友介×岡田秀則】ロシア映画ポスター対談「戦艦ポチョムキン」

2014/10/22

マグナム・フォトの重鎮写真家ルネ・ブリが20日死去。81歳。1961年の来日時に撮った『椿三十郎』撮影中の黒澤明。

2014/10/21

「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展@東京都現代美術館。あまり時間をかけずに観られてしまうのがかえって寂しくもあるが、視覚的には楽しくできている。映画作りワークショップのセットが詰まった部屋、ここに入ったら子どもたちは楽しいだろうなあ。ヘ…

新垣隆さん、お帰りなさい! 新垣さんは、現代音楽界だけでなく、無声映画伴奏の世界でも大切な方です。 http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2014-10/nittei.html

大雨のなか「松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて」開会式@世田谷美術館。昨年の、あの広々とした神奈川県立美術館葉山の空間を埋め尽くしたあのポスター群、世田谷ではかなり展示点数減少では?と思っていたら、学芸員さん「全部入っちゃいました」。…

2014/10/02

学校から親への<生徒欠席の通知書>。「貴殿ラシュネー家のご子息は、本日の午後、本校に出席していません」。下の方に先生の手書きで「この生徒はトリュフォーという仲間と一緒に町をうろついていたと思われる。厳しい罰を与えてください」。10月8日からシ…

2014/10/01

ギンレイホール40周年記念企画「名画座主義で行こう」の展示@飯田橋ラムラ。あなどるなかれ、めちゃめちゃ面白いぞ。必見は、原爆投下からたった3年後、1948年の広島で製造された映写機メーカー「ニッセー」の名機。映画館写真も一枚一枚楽しい。

2014/09/30

「ブログどうした?」と友人に言われた。ネットの活動はほとんどFBに移行し、そっちは元気なのだが、結果このブログは寂しくなってしまった。それでも今日はいくつかのことを。(1) 今どきフィルム製造始めるぞ!と宣言した新生フェラニア社が製品を発表。写…

2014/09/02

「名画座かんぺ」9月号、フィルムセンター配布分の特別付録として「京橋界隈カレー店MAP」をつけていただきました。新たなカレーの町京橋、デザイナーさんや京橋リピーターの方々の協力を得て、日頃の調査がついに形になりました。総計15店。うちインド系7店…

2014/08/28

本日、ジャック・ドゥミ展開幕。ウェブマガジン「週刊てりとりぃ」(フリーペーパー「月刊てりとりぃ」の広報媒体でもあります)にドゥミ展のあらましを書きました。どうぞご一読ください。縦書きです! http://weeklyterritory.blogspot.jp

2014/08/16

世界の映画批評家・映画作家が選ぶBFIのオールタイム世界ドキュメンタリー映画の選出結果。やはり『カメラを持った男』なのか。日本作品の最高位は『ゆきゆきて、神軍』の23位。次が今村昌平『人間蒸発』。 http://www.bfi.org.uk/sight-sound-magazine/grea…

2014/08/04

オスカー・ピーターソンらによる『ローラ』。

2014/08/03

夏の午後に…。ローラ・フィジィによる『シェルブールの雨傘』。ゴージャス。