2013/01/30

映画芸術」2012年ベストテン号発売。気づいたら選者も14年目。この雑誌の「文化」に同化することは絶対ないけれど、でも『ひとつの歌』選ぶ人たったこれだけ?とか、『ヒミズ』は確かに不快だけどそこまでひどい映画じゃないとか、結果を見るにつけ、いないよりいた方がいいと思えるようになった。金子修介監督の投書とか、見落としやすい細部に味があるのがこの雑誌。みんなで読もう「映画芸術」。実は、若松孝二監督をめぐる大座談会だけ、まだ読まずに残してある。

明日は、畑暉男さんによる西部劇トークです。畑さんこそ生けるアメリカ映画史、1945年夏、焼け跡からの映画体験を惜しみなく開陳していただけるでしょう。司会者として、今から興奮しています。