《FIAF北京会議》 北京風塵

国際フィルム・アーカイブ連盟(FIAF)の年次会議のため北京へ。今年のシンポジウムのテーマは「世界のアニメーション映画」で、私は火曜日に大藤信郎とその資料について話すことになっている。初めての中国だが、北京はまさに春の盛り。街路を歩くのも心地よい陽気だが、ただどこでも視界が悪く、遠くが白っぽく霞んでいる。綿ぼこりのようなものが絶えず宙を舞っている。

ホテルに投宿後、20分ほど歩いて中国電影資料館へ。日曜ということもあり、正面前の広場で踊りの練習をしているご夫人たちあり。登録デスクで手続きを済ませた後、シンポジウムのためのテクニカルな打ち合わせ。夜は首都博物館でオープニング・パーティが催され、各国の人たちと再会を祝す。3年前、私の研修でお世話になったシネマテーク・フランセーズのジャック・エロールさんとの再会がいちばん嬉しかった。

噂には聞いていたが、中国では本当にフェイスブックもユーチューブも観られない!