2012/03/30

「日本の映画ポスター芸術」はいよいよ明日まで!

チェコスロバキア時代の日本映画ポスター展」オープニング@チェコセンター。6万枚のコレクションを持つプラハのテリーポスターの所蔵品から、日本映画のポスターだけを厳選した展覧会。監督としては黒澤明小林正樹が人気で、あとは世界共通で怪獣映画が多い。『怪獣大戦争』のポスターなどはカレル・ゼマンっぽい色彩感覚では?と説明されていくらか納得した。他にも、切り絵を活かした『ブワナ・トシの歌』やカラフルな『蜘蛛巣城』など傑作がたくさん。チェコセンター所長のペトル・ホリーさんと話し込む。

世界でもっとも映画ポスターが面白い三つの国は「ポーランドチェコスロバキアキューバ」とずっと言い続けてきた。それだけに、そう言い続けるのがシャクで「日本の映画ポスター芸術」を企画したというのも真情。しかしチェコについてはポスターの現物をあまり見たことがなく、この機会をずっと待っていた。会期中何度か行くことになりそう。

ヤン・クビーチェク画 『蜘蛛巣城』ポスター(1959年)