2012/03/31

本日「日本の映画ポスター芸術」会期終了しました。晩秋には京都へ巡回しますので、関西の方はご期待ください。

山下達郎ファンクラブ会報「TATSUROMANIA」より、山下さんの2011年ベスト映画のコメント。素晴らしい。

「新作じゃなくていいんだったら、何たって『忠次旅日記』デジタル復元版だよ。その後CSで放送されることになって、そのためにそのチャンネルに加入したくらいで。去年は『忠次旅日記』に始まり、『忠次旅日記』で終わった感じだね。(…)このフィルムは長い間現存しないといわれていたんだけど、今から20年くらい前に『信州血笑編』の大部分と『御用編』のほぼ全部が発見されて、それをフィルムセンターがデジタル復元して去年上映したんだ。(…)『忠次旅日記』がこれだけの形で出てきたということだけで、ほとんど奇跡に近いんだ。だから、もう何がいいとか悪いとかの問題じゃないんだよ。格調というか、映画の画面自体が違う。ワンシーン、ワンシーンが胸に迫るんだ」