2011/08/20

「生誕100年 人間・岡本太郎展」@川崎市岡本太郎美術館。広い広い生田緑地の中にあるので、気合いを入れないと行くことができない。常設展を抜けると、まず吉田喜重監督夫妻の近年のご寄贈による『日本脱出』オープニングのガラス絵が。なるほど、監督宅にずっと保存されていたのねと納得。そして大広間に入ると巨大なパイラ星人(『宇宙人東京に現わる』)がお出迎え。「太陽の塔」をめぐるビジュアルをありったけ集めた努力などは(岡本の連載があるからといって「プレイボーイ」の表紙を延々と並べたのは笑えたが)、ここでしかあり得ない充実ぶりだった。なお、再現された岡本の書斎にある映画の本は、仕事上付き合いのあった新藤兼人のシナリオ集の他は、エリック・バーナウ「世界ドキュメンタリー史」だけ。なんでこの本なんだろう。あとスキーの愛好者だったそうで、72歳の岡本が三浦雄一郎と並んでスキーをする映像は素直に感激した。今はなき東京福原フィルムスに感謝。

平賀さち枝「恋は朝に」のPVを観ていたら、彼女が一口のビールをとにかくうまそうに飲んでいたので、心が洗われた気がした。