2011/07/02

朝の地下鉄で「横尾忠則自伝」読了。自分に訪れた衝動にただ率直であろうとする芸術家の心性を、これまた思いっきり率直に記したがために刺激的な快著。一人称の「ぼく」がとてもしっくりくる。三島由紀夫高倉健もメスカリンもUFOもピカソも、彼の宇宙では論理的にそれぞれの場所を占めていて、いわば星座のように見える。

大阪在住のアニメーション史研究家渡辺泰さんとお電話。兵庫県立歴史博物館に大量の光学玩具コレクションがあることを教えていただく。知らなかったことが恥ずかしくなるぐらい充実したコレクションのようだ。

ツール・ド・フランス2011開幕。原稿やら講義の準備を抱えてこれはやばい。第1ステージは残り10キロを切ったところで、集団の右端の選手がお客さんに接触、集団全体を巻き込む大落車に。いきなり波乱の幕開けだ。最後はカンチェラーラジルベールのアタック合戦に興奮したが、ジルベールのとんでもない火事場の脚力がまさった。