またトリノへ

シネマテークのジル・デュフォーさんと昼食がてらシネマテーク運営について意見交換。ジルさんは、大型プロジェクトの事務方のまとめ役。例えば、現在関わられているのはマノーニさん主導のマジック・ランタンの電子化プロジェクトである。ああ、こういう役職の方が専門にいるから、あれこれ難しいことが前に進むんだなあ、と嘆息。

クリント・イーストウッドグラン・トリノ』@UGCシネシテ・ベルシー。半月前からメトロ駅内にがーんと看板が出ていて、気にならないわけがない。でっかいスクリーンでうれしいな。「頑固じじいが徐々に心を開いてゆく」という分かりきった虚構をここまで余裕しゃくしゃくで見せてくれるとは。しかし最後まで徹底して「自動車の映画」であることを避けた禁欲ぶりも。枯れてこそ潤いを増す任侠の魂。4月下旬まで「もう見たも〜ん」とさんざん自慢するか…。