ベナゼラフ初体験

疲労がたまったので本日は休息モード。でも無為に過ごすことができなくて、やっぱり一本短い原稿を書いちゃった。昨晩は、こちらにサバティカルでいらしている大学時代の先輩のお宅へ参上。ワインを何本も空けてしまって申し訳ありません。

フランス・ポルノの巨匠、ジョゼ・ベナゼラフの特集で"LE DESIRABLE ET LE SUBLIME"(魅惑的なものと崇高なもの)@フィルモテーク・デュ・カルチエ・ラタン座。こういう特集、ニホンでは絶対に無理だわな。島の城に住む一組の夫婦のもとを友人の男性が訪れる。そこからはあまり理解できなかったが延々と政治や哲学の議論が続き、ときどき女優のハダカ。坂をごろごろと転がされる裸体。ジョルジュ・ポンピドゥーが勝った1969年の大統領選挙が論じられていたのは分かったが、かなり寝ちゃいました。でもフィリップ・アズーリさんが初期の映画はいいとおっしゃっていたので、明日も『恐怖のコンチェルト』に行ってみようか。