2012/10/15

講義。小林いさむ「映画の倒影」(1933年)を読みながら、伊藤大輔登場の意義と、時代劇=チャンバラの誕生について。「映画(ここでは「キネマ」と読む)の倒影」は、エピソードだけでは大文字の歴史は書けないが、エピソードなしでは歴史は立ち現れてこない、という真実を突きつけてくる昭和初期映画ジャーナリズムの真骨頂。ただただ面白い。