2012/06/21

昨日のお客様、コロンビア大学東アジア研究図書館のベス・カッツォフさん。2008年にコロンビア大学に収まった、牧野守さんの膨大な映画資料のカタロギングをなさっている方。当方の映画資料の保存と活用についてできる限り丁寧にお話しをする。なお、900箱もあった牧野コレクションの整理はあと数年かかるという。

本日は「フランス映画祭」のオープニングで、ラウル・ルイス作品の配給に携わっているフレデリック・ルオーさんに再会した。フランス国立映画学校FEMISの映画配給学科に属していた彼女は数年前、東京のユニフランスフィルムの研修生として来日、日本でのフランス映画公開の歴史が知りたいと私にもインタビューをしに来たのだった。その時は川喜多かしこから新外映からATGからミニシアター全盛期から現代まで、かなりアドリブで説明をしたのだが、そんな彼女がいま新作映画の紹介のために日本に来ているのは感慨深い。私のFB活動までよくご存じでちょっと恥ずかしくもあったが、『東京公園』のフランス公開も彼女の担当だと聞いて、ただうんうんとうなずくのであった。