2012/05/27

高校の同窓生たちとの再会の集まりが二つ。いつもと全然違う週末を楽しんだ。

子どもの頃、友だちと一緒に、空き地に棒と段ボール箱で作った「秘密基地」を思い出す。『モバイルハウスのつくりかた』(本田孝義)。DIYショップで買い集めた2万6000円の材料で2畳の家、しかも車輪つきの家を建ててみる。ものが作られる過程を見せることは、ドキュメンタリー映画の本質的な快楽の一つだ。そして、後先を細々と心配せず、これだと思ったら動いてみる坂口恭平氏自身も、どこかスターっぽくて、華がある。あれだけ興奮して建てたモバイルハウスは、震災後の住宅思想にインパクトを与えているそうだが、移転先の熊本ではもうその居場所は小さくなっていて(庭にぽつんと置かれている)、すっかり次の計画に夢中になっている様子。