2012/02/18

ラウンジトーク、無事終了。京都からわざわざ来られた方も2名いらっしゃって恐縮。聞き手の仕事、慣れたようでも頭が混乱する時があったりして猛省。岡田桑三ソ連でいちばん親交を結んだのは、エイゼンシュテインやプドフキンら監督たちよりむしろ撮影のエドゥアルド・ティッセだった、というあたりに「集団主義」の信奉ぶりをひしひし感じた。最後は、東京シネマの事実上のデビュー作、ニッポンビール(今のサッポロビール)による『ビール誕生』こそ恵比寿ガーデンプレイスにいちばんふさわしい映画です、で締め。で、良かったのかな。

3月11日、飯田橋ギンレイホールの「映画キャラバン隊」が、仙台で復興支援上映会(成瀬巳喜男無声映画を柳下美恵さんのピアノで!)を開催するというニュース。出張映写といえば、東京ならスタンス・カンパニー、関西ならシネマトグラファー、広島ならシネマキャラバンといった組織が思いつくのだが、ギンレイホールの出張事業は不勉強にも最近知ったのだった。それは、先日銀座を歩いていて、偶然キャラバン隊の車を発見したから。しかも、公式サイトによると、カーボン式映写機もいまだ稼働しているというから驚く。カーボン灯の映写は一度観てみたい。カーボン棒そのものなら見たことあるけれど。

(写真は同ホールのサイトから)