2011/11/18

「nobody」最新号にはシビレた。『サウダーヂ』と監督アマルリックという二つの特集も強力だが、曽根中生監督インタビュー、さらに根岸邦明さんインタビュー、しかもパウロ・ブランコ。つまり、頭からシッポまで「どっこい生きてる」の巻! 2009年、シネマテーク・フランセーズの地下倉庫を占領していた、倒産したジェミニ・フィルムが寄贈してくれたという大量のポスターをふと思い出した。

宮脇俊三「時刻表昭和史」読み始める。サービスでも付加価値でもなく、鉄道に乗っていること自体が幸福であるという乗り方。そして運航のロジックを知り尽くしたクールな筆致。映画も、優劣をつけるのは仕方ないが、こういう観方をしたいものだ。