2014/11/03

千葉市美術館は東京から全然遠くない!「赤瀬川原平の芸術原論展」。はからずも追悼展となったが、読売アンデパンダンハイレッドセンター・千円札裁判・櫻画報・小説執筆・超芸術トマソン・ライカ同盟・老人力、と時代ごとに新しい顔で社会の前面にせり出してくる、その特異なアンテナの切り替え方を改めて感じざるを得ない決定版。その気になれば三時間は優に楽しめるのでそのつもりで。どこにでも面白いものを見つけ、何を創っても、何を批判してもその奥に鋭利なユーモアがある。常に指針となる人でした。
受付の方に「入場料が1000円なのは赤瀬川さんの展覧会だからですか」と伺ったのですが、大体いつも1000円か800円とのことで、特別な計らいではありませんでした。

2014/10/21

ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展@東京都現代美術館。あまり時間をかけずに観られてしまうのがかえって寂しくもあるが、視覚的には楽しくできている。映画作りワークショップのセットが詰まった部屋、ここに入ったら子どもたちは楽しいだろうなあ。ヘッドフォンをつけて散策するスタイルでミュージック・クリップ群の再編集版も観られるが、なるほど、この人の仕事はむしろ断片化して観た方が面白いかも知れない。
『ムード・インディゴ』の哲学者ジャン=ソール・パルトル氏もいます。