2013/11/02

特別上映会「伝説の映画コレクション」の研究講演会で、日本映画社ジャカルタ製作所(1943-45)の活動について発表をした。

明日も、日映ジャカルタの1944年の劇映画2作品の上映解説に現れますので、よろしければご来訪ください。最初の『蒔かざれば』は郵便貯金の意義を強調する映画だが、浪費や家に現金を置くことの弊害を説くため、家を一軒燃やしちゃうという派手な演出が見どころ。『驟雨』は、トナリグミ制度に熱心にかかわる息子を見て実家から来た両親が感激するという、どことなく大船調な家族ドラマ。今となっては、なんだか赤道直下で無理やり日本映画作っちゃって、という印象も。フィルム・アーカイブとしての早大演劇博物館を見直す週末なり。