2013/06/30

7月6日の岩佐寿弥監督特集トークの準備。『とべない沈黙』は、脚本の生成自体が実にドラマティック。最初の題名が『ころんぶす昆虫記』。次に『喜劇 蝶々はゆく』。一時は喜劇になるはずだった(!)。そして、ガルシア・ロルカが介入して『とべない沈黙』に。私は最初の『ころんぶす昆虫記』に、いちばん岩佐さんらしさが出ているのではと考える。詳しくは、アップリンクにいらしてください。

ボレスラス・マトゥシェフスキ著「歴史の新しい源」と「動く写真」(どちらも1898年)。2006年復刻版。前者は、映画だって収集して保存する施設が必要なんじゃないか?という提案をした世界初の冊子。後者は、映画はこんな風にも使えるんじゃないか?という映画草創期ならではのアイデア集。どちらも、やけに楽しそうに書いてるんだなあ。