2012/07/05

ツール・ド・フランス2012序盤戦総括。まだ平坦コースばかりなので大したことは言えないが、本命不在という下馬評とは別の意味で「カオス」が生じている。落車もやけに多く、有力選手のほとんどが「こんなはずではなかった」と考えているのではなかろうか。そんな中で22歳ぺーター・サガンくんの衝撃のデビューだけが目立った。世界中に、こいつは末恐ろしいヤツだと印象づけてしまった。しかし、サガンはそういう周囲の恐れまじりの違和感を乗り越えてもっと強くなる。

新城幸也が敢闘賞を受けて表彰台に上がった。祝福したい。彼には本質的にスター性がある。フランス語もうまいし。そして、彼が昨日大逃げを打った瞬間、「カミカゼー!」と叫んだファビアン・カンチェラーラもやっぱり好きだ。