2011/07/29

いわゆるエレクトロニカという音楽を私はほとんど知らない。何か思うところがあるわけではなくて、単に置いてゆかれただけ。私はある時代の電子音楽を愛聴したが、それは遥かな昔に終わっている。しかしレイ・ハラカミのいくつかのアルバムは、今もかなりのヘビー・ローテーションだ。いつも同じような音質から繰り出される色とりどりの表情。創造とは技術進化の問題ではないということを、一つ一つの音がくっきりと表明していた。「ばらの花」のリミックスはやっぱりミラクルだ。

今日の言葉。「ナレーション等を駆使するドキュメンタリーは、旅で言えばガイド付きの観光に似ている」(想田和弘)。