2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2014/03/30

「小津安二郎の図像学」は本日で会期終了。小津作品への思い入れの深い方々にも幾度となく接し、ひとりひとりの胸中にそれぞれの小津芸術の形があることも知った。小津は、まだまだ開かれてゆく映画作家である。自らに向けられる人間たちの視座をいまだ更新…

2014/03/29

1976年にフィルムセンターで行われたレクチャー、岸松雄の「小津安二郎交友録」音声資料紹介。死の3か月前、あらゆる療法を試してみたが治らない、今年は蓼科も行かない、という小津の焦りと慨嘆の言葉をただ一人伝えられる相手が、清水宏だったという事実。…

2014/03/23

「チェコの映画ポスター」@京都国立近代美術館にさっそく参上。それはそれでご来場をお待ちしてますが、同じコレクション・ギャラリーの他の展示が実はすごかった。グロテスクな女性画だらけで頭がくらくらしそうな甲斐庄楠音と、デザイナーズ・ブランドお…

2014/03/20

エジプト、シナイ半島の砂漠のど真ん中に作られた野外映画館! 奇矯なフランス人が突然思いついて設備を整えたはいいが、地元当局の許可が得られず、一度も上映しないまま野ざらしに。グーグルマップでも視認できるとのこと。 http://www.odditycentral.com/…

2014/03/16

吉田喜重監督のメキシコ体験を記した「メヒコ 歓ばしき隠喩」の、マチュー・カペルさんによるフランス語訳書が小西国際交流財団の「日仏翻訳文学賞」を受賞。おめでとうございます。それにしても、医科学分野の企業がこういう人文系の翻訳に賞を出していたな…

2014/03/15

昨日は終日、鎌倉にてみんなで資料整理作業。巨大な映画ポスターを高速で何百枚も拡げて整理した後のホッピーはうまい。曇天の由比ヶ浜にはカラスとトンビばかり。なんで縄とびの写真! アントワーヌ・ド・べックによるエリック・ロメール伝。

2014/03/12

二つの訃報。 社会主義チェコ映画にポップの花を咲かせたヴェラ・ヒティロヴァ監督が85歳で死去。情報はペトル・ホリーさんより。5月の『ひなぎく』リバイバルは追悼上映となります…。 大西巨人が97歳で死去。「神聖喜劇」を読み切ったひと夏のことが思い出…

2014/03/10

"Wales Because the Sun Would Shine" by Karen Peris (the innocence mission), from the album "Violet" (2013)

2014/03/09

本日は東京フィルメックスの「<「映画」の時間>『お早よう』を話そう〜親子鑑賞会」で、小津安二郎展の親子向け解説を務めた。とんかつ屋の灯入れ看板で記念写真を撮られる方もいてうれしかった。パリの野口久光展の仕掛人、根本隆一郎さんが現地に持参し…

2014/03/01

本日はイベントのダブルヘッダー。劇団みんわ座をお招きした写し絵ワークショップも「小津安二郎の映画美術―茺田辰雄の仕事」トークも熱が入った。さて、ついに情報リリース。 映画は文字だ! 手がけた題名デザイン約400作品、現代日本映画を支えてきた映画…