2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2014/01/25

「小津安二郎の図像学」展、国内各誌紙で取り上げていただき光栄ですが、どういうわけかフランス「カイエ・デュ・シネマ」の次号にも特集記事が載ることに。編集部とのスピーディなメールのやりとりが楽しかった。私自身かつて俳句をやっていたが、小津の俳…

2014/01/20

雑誌「映画技術」の1949年のある号に「映画劇場に於ける便器個数決定法の研究」という論文が…。書いたのは某大学の工学部教授で、数式もいっぱいある相当まじめな論文だった。この頃は映画も復興期、よっぽど映画館のトイレが混んでて頭に来たんだろう。 htt…

2014/01/19

ミハイル・ブルガーコフ「犬の心臓」最高。革命後すぐの混乱したモスクワの話なのだが、質感は現代小説そのもの。太田直子「字幕屋のニホンゴ渡世奮闘記」へ。これ、映画書ベストテンに入れたかったな。かつて映画を学ばれ、その後西荻窪の「音羽館」にいら…

2014/01/16

ロベルト・ボラーニョ短篇集「通話」。この面白さ、どう言ったらいいんだろう。三文小説家、ならず者、絶望した女。どう見つめたらいいのか分からない遠い連中の生に、読んでる自分がいつの間にかふんわり包まれている。訳者の後書きでは「ウディ・アレンと…

2014/01/15

映画は横長だなんて誰が決めた? 来週、ロッテルダムで「垂直映画」の上映が。エルキ・フータモ先生の講演もあり。 http://www.verticalcinema.org/

2014/01/09

孤独に、勝手に、独断で、ひっそりと選ぶ2013年映画書ベストテン。例年のことですが、いまだ読めていない本だらけで網羅性はありません。また、主題性と着眼点に重きを置いた選考です。1 蓼科日記 抄(「蓼科日記」刊行会編) 2 ルイス・ブニュエル(四方田…

2014/01/04

「で、そのラングロワ氏ってのは一体誰なんだ?」シャルル・ド・ゴール(1968年)2014年はシネマテーク・フランセーズ創立者、「ラングロワ事件」で大統領もビビらせたアンリ・ラングロワの生誕百年。

2014/01/01

新年おめでとうございます。活動をかなりFBに移して静かになっているブログですが、忘れないようにしないと…。私が勝手に選ぶ「2013年の映画書ベストテン」は、昨年と同様一月中には発表します。目先の仕事に追われて読書を後回しにしたことを反省しつつ、た…

2014/01/01続き

そんなことより、この瞬間、思いを寄せたいのはこの人だけ。中学生の頃から30年聴いてきた。今も完璧。それ以外の言葉はない。