2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2011/09/30

夕方、銀座の若山美術館で「小野佐世男展」のヴェルニサージュ。「ヴェルニサージュ」って言葉、いつ使っても気恥ずかしいけど。この漫画家の存在は、10年ほど前、戦時中に文化工作のためジャワ島へ派遣された人として最初に知ったのだが、いざ職場に戻って…

2011/09/29

夜、恵比寿でMG大学卒業生のバースデイを祝う集まり、ではあるのだが同時に山形映画祭関係者の集まりでもあって、むしろそちらの話で盛り上がる。情報収集に努めてみた。

2011/09/27

夜、山形映画祭の東京事務局へ幻灯企画のチラシ届けおよび陣中見舞い、のつもりだったが、着いてみるとちょうどお食事中で、カレーの小皿を振る舞われるに至っては全然見舞いになってない。ちょうどクリス・フジワラさんがいて香川京子展のお話に。そして、…

2011/09/26

秋学期の講義始まる。日仏の映画産業を歴史的経緯も含めて比較。山形映画祭「幻灯の季節2」チラシ(22日の日記ご参照)を神楽坂へ受け取りに行き、持ち帰ってすぐ発送準備作業、そして夕方からイベントの打ち合わせ。

2011/09/25

半分諦めていた東京日仏学院「カイエ・デュ・シネマ週間」、一本ぐらいは行くぞと最終日に奮起して『宣戦布告』(ヴァレリー・ドンゼッリ)。知己がたくさん。最初のうちはジェットコースター式の共働き夫婦子育て奮闘譚かと思っていたが、1歳半のアダムちゃ…

2011/09/24

香川京子さんのご来臨を仰いだ今日のトーク、11月からの上映作品についての田中眞澄さんのご希望も伺いながら、和やかにつつがなく終了。本日の読書。なんとなく合点がいった。だがニュース映画マンたちは、自分の仕事が未来の写真家に影響を与えたなんて想…

2011/09/23

明日は15時から、田中眞澄さんによる香川京子展のギャラリー・トークです!

2011/09/22

二つほど宣伝です。山形国際ドキュメンタリー映画祭のキューバ特集、10月8日(土)19時40分の『加速する変動』の上映で、私とトラヴィス・ウィルカーソン監督のトークがあります。サンチアゴ・アルバレスを加速的に語り尽くします。あと9日(日)の16時15分…

2011/09/21

神聖かまってちゃんのPV大会で夜更かしするのは、いい加減やめようと思った。こんな大荒れの日こそ、仕事を大前進させるチャンスなのさと電話入れに邁進。だが、台風が首都圏直撃の16時から18時あたりに外勤が入ってしまっている。地下鉄駅の出口から、お目…

2011/09/20

草森紳一「随筆 本が崩れる」読了。タイトルチューンの「本が崩れる」だけはかつて爆笑のうちに読んだが、他のエッセイもぐだぐだ感が最高。なかなか読み終わらせてくれない。私は、崩れた本で扉が開かなくなって閉所から出られなくなるのは御免だ。続いて高…

2011/09/19

朝から三鷹市市民ギャラリーの「谷川晃一展 南の庭のアトリエより」へ。色使いがくっきりと陽性で、特にコンポジション風の作品などは部屋に飾りたくなる。絵本は「ニャンニャンシティマラソン」が好みです。私のお目当ては、1960年代末に制作していたゴダー…

2011/09/18

ついに発表、山形映画祭「公開講座:わたしのテレビジョン 青春編」。牛山純一名作集はある程度予想していたけれど、ここまでやってしまったら、どの会場へ行っても後悔することになる。朝から晩までこの会場にいてもいいぐらい。あと、キューバ映画ポスター…

2011/09/17

今日は、大ホールでは、ニューヨークで活躍中の松村牧亜さんによるピアノ伴奏でグリフィス『嵐の孤児』を上映、地下では『サウダーヂ』の富田克也さんが柳町光男監督の『さらば愛しき大地』を語り、最上階では艶やかに華やかに香川京子さんの展覧会。まった…

2011/09/15

「日本古書通信」の中山信如さんの連載が、毎月楽しみでたまらない。今回は、映画ポスターと映画雑誌の出入りのお話。何しろ、間違いなくタブーだと思うが、仕入れ時の値段を堂々と記し、それをどう商品に組み立て、いくらで売ろうとし、成功したり失敗した…

2011/09/14

川島雄三『女であること』(1958年)。犯罪者を父に持つ少女(香川京子)を引き取って住まわせている弁護士とその妻(森雅之・原節子)。そこへ大阪から勝ち気なアプレ娘(久我美子)が飛び込み、妻の昔の男(三橋達也)が偶然現れるに至って、一家をめぐる…

2011/09/13

香川京子展、ついにオープン!! 実は同時に「シネマの冒険 闇と音楽」も初日。『アッシャー家の末裔』(ジャン・エプスタン、1928年)は、ほとんど満席という盛況。固定ショットとオーバーラップだけで映画がどれだけ恐ろしくなり得るかを見せつけてくれた。

2011/09/12

映画メモ。『ゴモラ』@松竹試写室。5つのエピソードを絡めながら、ナポリ郊外に暗躍し、人々の生と死を支配するする犯罪組織の内幕を暴いた力作。と簡単にまとめてもいいのだが、『ゴッドファーザー』とかと違って組織の上層部が見えないのが、映画のクォリ…

2011/09/11

渋谷へ行って「映画美学校セミナー」。まだ観ていなかった『国道20号線』が観られる機会ということもあって。市山尚三さんによる現代日本映画海外展開の20年史をお聴きした後、富田克也監督、深田晃司監督、宣伝の吉川正文さん、映画コーディネーターの小山…

2011/09/10

ニホンの地方都市のが抱えるどんづまり感や鬱屈に対して、映画はここまで『サッド・ヴァケイション』的アプローチだけで対抗してきたが、『サウダーヂ』を観て、まだその先にもアプローチの方法はあると分かった。ただこの映画の、意図的に昂揚を拒む平たい…

2011/09/09

照明作業を除いてすべて展示工作終了。チラシの裏面に使用した『山椒大夫』撮影中の8枚組スナップ写真、すでに何人かの方をどぎまぎさせているそうだが、パネル化してみて改めて自分もどぎまぎ。と思っていたら、「MIRAGE」第3号を拝受。噂には聞いていたが…

2011/09/08

三日目でようやく9割近く完成。夜、映画評論家のステファン・サラザンさんとビール。日本に紹介されるフランス映画がヌーヴェル・ヴァーグの流れに偏り過ぎて幅が狭すぎるという点で意気投合。お店の天井からなぜだかウルトラヴォックスとかZZトップとかが流…

2011/09/07

展示施工二日目。香川京子さん3D、無事設置に成功。現代は香川さんも3Dなのです。

2011/09/06

香川京子展の施工初日。というよりまず映画パンフレット展の撤収からだが、この段階でスタッフを手間取らせてしまい反省。途中で抜けて、有楽町の外国人記者クラブで香川京子さんの記者会見。Q&Aも活発で、終始とてもいい雰囲気で進む。壇上の脇には、展覧会…

2011/09/05

昨日終えられなかった原稿を書きにまた職場へ。どうにか入稿!映画メモ。『風にそよぐ草』@東宝東和試写室。一瞬石川達三かと思うよ、この題名は。アラン・レネというのは話法の人なので、いつもその話法にノレるかどうかが分かれ目になる。だが近年は(『…

2011/09/04

書き終わらない原稿を進めるためにやむなく職場へ。あと、映画パンフレット展がついに最終日なので様子見も兼ねて。展示室は、いつもこんなに盛況ならいいのに、という賑わいだ。パンフ展のために来たのに思いのほか常設展に長く足止めされてしまった、とい…

2011/09/02

展示品集荷作業二日目。東京の西、都心、東と3箇所をめぐる。職場に戻って原稿。一つ入稿、残りは二つ。実相寺昭雄展@川崎市市民ミュージアム。周知の宇宙ヒーロー系の仕事のほか、テレビドラマ、ATG映画や演劇などの業績をフォローされた学芸員の方々の努…

2011/09/01

午後から展示品の集荷行脚。夕方、群馬県立歴史博物館の方がご来訪、映画ポスター展のご案内をいただく。前橋市にお住まいだった映画看板画家大林春雄氏のポスター・コレクション約5,800枚が1999年に寄贈されているそうで、2006年の展覧会に続いて二度目との…