2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2011/08/30

エットレ・スコーラ監督が引退宣言。ベロッキオ復活の陰で、惜しいニュース。

2011/08/29

昨日は、終日ある映画賞の審査作業。めちゃめちゃ疲れたので夕食も取らずに寝てしまう。よく寝たので今朝は復活。パンク散髪屋で髪を切りつつ店主と雑談、ご近所情報をアップデート。帰宅して秋学期の講義の準備。夜、久々だが、駆け足で西荻窪古書店めぐり…

2011/08/27

岩波書店に務める友人田中朋子さんより大著「全貌フレデリック・ワイズマン」を拝受。ワイズマンの本を作りたいという彼女の望みを初めて聞いたのは10年ぐらい前で、2003年のなみおか映画祭で顔を合わせた時に「ああ、本気なんだ」と思った。それからほとん…

2011/08/26

来月あたままでに書かねばならぬ原稿が4つもあることに気づいて呆然。どうにかする。

2011/08/25

香川京子展のポスター、ただいま京王電鉄の新宿、渋谷、初台、明大前駅にてビシッと連貼り中! 九州国立博物館でも目撃報告あり。見た方はみんなノックダウンされちゃえばいいと思う。 夜、曙橋の山形ドキュメンタリー映画祭事務局で打ち合わせ。ビールを差…

2011/08/24

毎年恒例ながら、博物館実習の学生さんを迎えて資料整理をやっていただく。脚本の書誌データ取りとスチル写真の現物ナンバリング。夜、サントリーホールで、フィルムセンターが共催している上映会。溝口健二『瀧の白糸』に現代音楽作曲家望月京氏の音楽を重…

2011/08/22

油断していたら、うかうかとブエルタ・デ・エスパーニャが始まってしまった。あえて応援したい選手といえば、バスクの星イゴール・アントンか。もちろん三大レースへの初参戦となる土井雪広選手にも心の中で声援を送ります。

2011/08/21

酷暑が去って涼気が不意に漂ってくると、それはそれでいいのだが、夏がますますつまらない季節に成り下がったと思えてくる。いつからだろうか。あれは記号に還元され得ない、途方もない時間のはずだったが。 夏は美しい季節でした 物質は重く生活は軽いので…

2011/08/20

「生誕100年 人間・岡本太郎展」@川崎市岡本太郎美術館。広い広い生田緑地の中にあるので、気合いを入れないと行くことができない。常設展を抜けると、まず吉田喜重監督夫妻の近年のご寄贈による『日本脱出』オープニングのガラス絵が。なるほど、監督宅に…

2011/08/19

生田耕作「ダンディズム 栄光と悲惨」読了。19世紀英国に生きた究極のダンディ、ジョージ・ブランメルの肖像。身だしなみにこだわり、それに蕩尽することだけがダンディの条件ではない。公然と人を見下し、知識やスポーツを嫌い、恋愛から生涯遠ざかり、ギャ…

2011/08/18

山形国際ドキュメンタリー映画祭の全貌がわりと明らかに! テレビ・ドキュメンタリー特集の詳細がまだ謎なので、「わりと」。引き続き期待。今回、私は少しだけキューバ特集に関わらせていただくことになった。2004年のフィルムセンター「キューバ映画への旅…

2011/08/17

朝、職場に着いたら、5分間ぐらい扇風機の前に立って書類を読む。少ししゃきっとしたところでメールチェック。そして一日の仕事が始まる。というような夏。チラシ置き場に、東京日仏学院「カイエ・デュ・シネマ週間」のチラシが届いていた。デザインが素敵に…

2011/08/16

今月に入って京橋へ映画を観に来られた方には、隣のam/pmの閉店にダメージを受けておられる方も多いが、京橋昼間人口の私こそ、自分はこんなにコンビニの恩恵に与っていたのかと愕然。今日もパンフレット展はカップルの方多し。ヤマガタのために、今日からキ…

2011/08/15

『ムーランルージュの青春』(田中重幸)。戦争をはさんだ20年間、文化人や学生たちを熱狂させた軽演劇の殿堂ムーランルージュ新宿座の記録。思わせぶりな構成や編集の甘さもありドキュメンタリーとしてはやや切れ味を欠くが、とにかく60年前に閉館した劇場…

2011/08/14

芥川龍之介の最晩年の作品群と向かい合う。自暴自棄直前のところで、『河童』の奇妙に浮き足立った感じが目立つ。午後、メガネの修理ほか所用あれこれ。最近の文化映画を2本ほどDVDで観る。

2011/08/13

お盆どきのせいか、仕事もそれなりに悠然とできる。香川京子展もヤマは越えた、はず。8月に入り、展示室のお客様はなぜかカップルの方の比率が高い。久々に学生時代の友人たち、とはいえその後もずっと俳句仲間だった、しかし最近はなかなか会わない連中と上…

2011/08/12

学生の提出物のなかに、先生はAKB48の中で誰が好きですか?という質問が入っていて絶句というか苦笑。

2011/08/11

映画パンフレット展、今日は畑暉男さんのギャラリートーク。だんだんと調子が上がっていって、いったん終わってもアンコールが2回。畑さんにとって最高の一冊は、1955年に日本公開されたディズニーの『ファンタジア』の館名入り版(有楽座)。確かにこのパン…

2011/08/09

午前、国際交流基金の海外の現地職員の方々に館内をご案内。日本文化紹介の前線で働く方々のための訪日研修の一環で、私がこうしてお迎えするのも何度目かになる。戦前の映画館プログラムはおしゃれなので外国の方からはしばしば「ラブリー」という声が上が…

2011/08/08

張藝謀の新作『女と銃と荒野の麺屋』。なんとコーエン兄弟『ブラッド・シンプル』(観てません)の中国時代劇版リメイクだそうで、すごい題だと思ったが元の英語題が"A woman, a gun and a noodle shop"なのでそれなりに直訳。なぜか荒れ地のど真ん中で開店…

2011/08/07

週末はひたすらに学生のレポートを読んで採点。大教室の採点は初めてで、さすがに疲れた。古典映画にほとんど触れたことのない学生であっても、思った以上にいいものが書けている。要するに、映画との出会いがないだけなのだ。ルノワール『ピクニック』の評…

2011/08/06

今年の湯布院映画祭のチラシをいただいたら、なんとゲストの欄に「曽根中生(監督)」の名が…。印刷の後に決まったらしく、そこだけスタンプで追加してある。ついに沈黙の封印が切られるのか。行ける方は湯布院まで行かれた方がよいのでは。世田谷文学館「和…

2011/08/05

こども映画館『ピーター・パン』。ディズニー以前の実写の無声映画である。最初の登場人物は、ダーリング家の犬。明らかに着ぐるみを着た人間で、ここで子どもたちの視線をぐっとつかんでしまう。ストーリー以前の、なりふり構わぬやり口には「さすが」の言…

2011/08/04

というわけで「映画女優 香川京子」展の情報が華やかにアップされました! 素敵なチラシにもテンション上がりっぱなしの昨日今日です。

2011/08/03

携帯電話を持たない人がこの職場に4人もいることが分かって、少しほっとした昨晩。突然飛び込んできた本に驚きあり。山形県米沢の「伴淳の会」という封筒を開けてみたら、「伴淳三郎フィルモグラフィ」というその名の通りの厳密なフィルモグラフィが。収録映…

2011/08/01

想田和弘「なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか」読了。自らの創作の動機や方法論をこれだけ筋道だって分析できる映画作家は少ないし、それを再び創造に向けての足がかりにできる人はより少ないと思う。「やわらかい部分」とか「セレンディピティ」とか、概…